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創刊にあたり(髙田輝)

執筆者の写真: 『現状突破』編集委員会『現状突破』編集委員会

 現代の日本を憂い、現状を変えなければという危機感の元で「現状突破・強行突破」という闘争標語を掲げ、団結・行動への決意をしたのが令和三年のことだった。実に多くの闘争を戦い抜き、その成果たるや、共に戦う青年有志がいなければ達成し得なかったことだ。


 この度、本紙は「現状突破」という名前を冠し、広く闘争へ参戦する戦う青年有志を募り、また我々戦う青年有志の主張を広める為に機関紙を発行することとなった。

 

 現状、我が国日本の政治というものは、大国の利益が最優先にされ、利権のためであるなら、自国民の生活をも犠牲にしても構わないという欺瞞に溢れた政治体制が敷かれている。


 この態度のために、偽りの「友好」関係を保たなければならない国家とも付き合い続けなければならないし、本来なら入る必要性が微塵もないTPP協定(米国主導)やRCEP協定(中国主導)にも加入し、我が国に低価格の物品が流入し続けている。RCEP協定に至っては、もはや一帯一路に組み込もうという策動の予兆でもあるように見てとれる。経済侵略の最大手である一帯一路構想に日本が組み込まれたら、基本的に逃げ場などもうなくなる。対する米国も米国で「同盟国」であるという体でさまざまな不利益を押し付けている。


 私が最も重大と考えるのが、日米安保における米兵の扱いだ。米兵が国内で犯罪を犯し、在日米軍基地に逃げ込んでしまえば日本の警察が動けない。過去、国内で民間人の車を窃盗し逃亡、自損事故を起こし、米軍内の処罰はと言えば「しばらくの間外出許可を出さない」という程度の処分に留まり、被害者が憤っていたことが記憶に新しい。日米安保における米軍の、あまりにも優位に立ち過ぎている現状はまさに現代における「不平等条約」と言っても過言ではない。「占領」は昭和二十年八月十五日以降、今も尚続いているのだ。


 本紙「現状突破」は、このような不条理に塗れた「現状」を打破する闘争を戦い抜く青年有志の総結集を広く呼びかけ、青年戦線の構築を目指すものである。


「現状突破の戦線へ青年は結集せよ!」

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